紙博in福岡で訪れた博多駅近辺で過ごした3日間のお話。ノープランの毎日。その時その場でちゃっと調べて行けた中身の薄いグルメレポート。

私は鉄の塊が大好き。それは大きければ大きいほど大好きで、飛行機もそのひとつ。今回の福岡へは前回同様Peachで行ってきました。空港は鉄の塊や働く車がいっぱいで、いつもテンションあがりまくりです。

非日常のこんなサインはまさに用の美。とてもカッコ良く、飛行機のコンテナが一列に並んでいる姿なんかキュートでたまらなく好きです。

小さな国内線はグランドレベルから搭乗することが多く、迫力満点のエンジンを間近で見れたり、乗り込む時にちょんちょんって機体を触ってみたり、飛行機の大きさが実感できるのが良いところ。

Peachでは希望者に無料で機内誌が配られます。その機内誌の写真を撮っているのが私の友人。ちょうど出発の前日にも事務所に来てもらって商品撮影の悩み相談を聞いてもらいました。多忙だし超一流カメラマンなので、なんぼ友達と言っても私レベルでは相談し辛く、アドバイスをもらったのはサイトを始めた一番初めと今回の2回だけ。DRESSENSEの商品写真はその貴重な2回に教えてもらった掟を頑に守って撮影しています。師匠が撮った機内誌はそこへ行きたくなるような良い写真ばかり。これからの旅の写真を上手に撮れるよう、じっくり読み込んでみましたが、やっぱりスナップ写真は上手に撮れませんでした。

Peachのシートはとても薄く、後ろの席の方がペットボトルかな、何かを出し入れするたびに私の腰にグリグリと衝撃が伝わり、その度にびっくりしちゃうという2時間。赤ちゃんの胎動ってこんなかな、とか思ったりして。どうにも気になるのでiPadを腰に当てていたもんだから腰が痛くなっちゃった。

さて、頭の中はブースの設営よりも「福岡グルメの何を食すか」でいっぱいです。昨年の初めての福岡ではとんこつラーメン、もつ鍋をいただきました。

今回の目的はうどんと水炊きです。前回美味しかったモツ刺しはマストです。

ちょうどランチ時に到着し、搬入前にささっと食べれるおうどん。会場までの道のりにちょうどある「葉隠うどん」に行ってきました。

佇まいもとても素晴らしい店構え、中に入ると優しいお出汁の香りと割烹着を着た職人さんの後ろ姿がカッコ良い。

肉うどんのごぼう天トッピング。フワッフワの福岡うどんと、塩分少なめの優しいお出汁に感動。「この滋味深いお出汁に浸かりたい。」というとMさんに「とんこつのダブルスープですか!」と言われ、せっかくお出汁に癒されていたのに。くそ。

しかも福岡のうどんは安い!トッピングしたのに570円ですって。うどんはそうでなくっちゃ。めちゃくちゃ美味しかったので、次回から毎回通おう。

美味しくて大満足、ご機嫌で会場へ。遅刻魔の私たちには珍しくほとんど一番乗り◎、20分ほど早くつきました。

なのに、なのに、なのに、午前着指定で送った荷物が届いていない!3社に分けて送ったので一部は届いているけど、肝心の商品が全く届いておらず。一番乗りできたのに結局2時間以上遅れて設営スタート。案の定タイムオーバーで明朝に持ち越しです。商品POPという大切な大切なアイテムも忘れてしまって、宿に帰ってから手書きで制作します。

気を取り直して晩御飯へ。前回会場近くでたまたま入ったモツやさん「煮込み」へ。数店舗展開しているお店のようですが、ここのモツ刺しと焼きがびっくりするくらい美味しくて絶対来たかったお店。

2500円のコース、お腹いっぱいで食べきれなかった。安すぎませんか?東京じゃ考えられない価格です。シャッキシャキの血管のお刺身が本当に美味しいの。会場近辺でも十分食べ歩きできるって事は、もっと範囲を広めたらさらに美味しいものが食べれるんだろうなぁ。と妄想しながら初日を終えました。

2日目は紙博初日。いつもながらにお客様のスタートダッシュはすごいですが、DRESSENSEのブースにはいつも通り誰も来ません(笑) 人気なさすぎてちょっと焦るけど、ゆっくり選んだ上でお宅へお迎えして欲しく、DRESSENSEのために早起きして並んだりしないで欲しいと思っているので、これで良いんです。

会場近くにこんな素敵な建物を見つけました。ntt KOBAYASHI と書いているので社宅のようですが、電話のNTTとはロゴが違うし、そもそもnttなのかも分からなく、調べてもなにもわかりませんでした。こんな社宅に住めるなんて羨ましすぎます。

紙博ではお金もらい過ぎてお客様を追いかけたり、品物入れ忘れてアナウンスで呼び出してもらったりと相変わらずワチャワチャでしたが、大きなトラブルもなく無事に終了。疲労困憊。

駅の方にお風呂屋さんがあるらしいので、疲れた体をほぐしに行く事にして、その近くにある「華味鳥」で今回の目的のひとつである、水炊きをいただきました。

濃厚でプリプリで優しくてマイルドな水炊きが疲れた体に染み渡る。あまりの疲労にビールも進まないほど。そんな状態だったから写真撮るの忘れてしまいました。

こんな美味しいもの、実家のみんなにも食べてもらいたい!ので、冬の帰省の際にはお取り寄せして実家で華味鳥パーティーをすることに決めました!また食べれると思ったらにやけてしまいます。

その後は、1時間ほどゆ〜っくりお風呂に入って、ぐっすり就寝です。

最終日は午後の飛行機の前に博多を散策してみました。へとへとなのにね、まだ食べたいものあるんだ。

駅近で食べれる福岡の郷土料理は「ごまさば」というもの。コリコリの新鮮なマサバを甘辛い醤油ダレに漬けてたっぷりのゴマをかけたもので、ちょっと贅沢なランチ。

飛行機の時間までまただいぶあるので少し歩いて中洲川端まで。

かわいらしいロゴのお花屋さんを発見。こういう路地も素敵だなぁ。

博多には古い建物がたくさんあって萌えます。私は古いものが大好き。ただただ古い事が好きなのではなく、現代とのコントラストが好きなのです。なので、私の扱うデザインステーショナリーも古いものと合わせると映えるんですよね。

書店街を支える街の文具屋さん。良い味出てます。

博多に残る古い建物たちはどこも魅力的で、時の経過から生み出される味わいはふたつとないもの。このまま残っていて欲しいな。

せっかくの散歩も雨が降ってきて台無し。仕方なく早いけど空港に移動です。

帰りは念願のスターフライヤー。ずっと乗ってみたかった憧れのブラックボディとシャチのようなお顔。シートもしっかり分厚くて(笑)、足元も広く、モニターもついていて、飲み物のサービスまであった。ふかふかのシートで羽田までぐっすりでした。

次回は何たべよっかなぁ。