文房具のフェスって今までなかったんですよね。
食べ物や蚤の市、手作り雑貨やいわゆる作家もの……。
そんなフェスやマルシェはたくさんやってるのに、文具にまつわるフェスがありませんでした。
そんな事を思っていた紙雑貨好き女子はたくさんいたはず。
いつも乙女心を鷲掴みにするのがお上手な手紙舎さんの新イベントとして、”紙”がテーマのフェスが行われました。
4月15日(土)〜4月16日(日)の二日間、場所は浅草駅から徒歩5分、産業貿易センター台東館の7階のワンフロアを使って行われました。
初日にツイッターやインスタで状況のチェックをすると、凄まじい人が押し寄せているとのこと。
「すごい混雑!」「ひと多すぎ!」、出店者側も「限定品が即完売!」などの悲鳴ばかりが聞こえてきました。
私たちは2日目の11時半ごろに到着したのですがすでに入場規制!
非常階段の最上階上から下までの大行列!
それをみただけで目を白黒させている相方M。
このイベントは基本的に物販の催しで、メーカーも含め約50のブースが出店。
それぞれ限定品や当日限定サービスなど趣向を凝らした企画にお客さんは目をキラキラ(というかギラギラ)していました。
大混雑で人がひしめき合っている会場内、フロアーマップを頼りに人をかき分けながら印刷加工連のブースへ。
DRESSENSEでもおなじみの印刷加工連がこの日のために作った限定品の数々、売り切れもたくさんあったのですが、いくつか入手できました。
ブースにはいつもお世話になっている担当さんもいらっしゃったので、ご挨拶。
「こんにちは!」と声をかけるとびっくりした感じで(思わず)「おりえさん!」と。
下の名前で呼ばれるの好きなので、ちょっと嬉しかったですw
大好きな印加連のブースで入手したものをご紹介します。
色合いとカラーブロッキングがとってもツボ!
両面仕様の合紙のポストカード
ボール紙の表面にグレーをベースに色のついた紙をぴったりと貼り合わせています。
小さな三角のパーツまでぴったり!すごいなぁ。
最後の3枚だったのですが、他にもパターン違いや色違いがあったのかなぁ。
紙見本の形状をしたメモ
相方Mが思わず手にしたのがこのメモ帳。
先日の彼のブログ「文房具にこだわりのないデザイナーと、文房具#1_紙」のトップの画像は紙見本帳の側面を撮影したものです。
紙を扱うお仕事の方なら分かる、あれをメモ帳にした面白アイデア商品です。
ちゃんとメモを切り取れるようにミシン目も入っていて、さすが、ぬかりありません。
箔シール
綺麗にムラなくこの面積を張れるなんてさすがですね。
サイドには加工日付やチャート、トンボも入っていて「INKAREN」の刻印もされています。
工場から出てきたばっかりかのような佇まいにに萌えてしまいます。
壁掛けカレンダーの形状をしたノート
こちらも面白いアイデア商品です。
DRESSENSEでも販売している、パーペチュアルカレンダーと同じ仕様になっています。
メッセージや備忘録も良いですが、手作りのパーペチュアルカレンダーを作ってみるのも良いですね。
リングがシルバーでなくホワイトなところも優しい印象に。
ななめメモパッド
印刷加工連の代表作、ななめリングノートのメモパッド。
天糊ならぬななめ糊仕上げになっているので、接着部分が少なくめくり取りやすい。
今ある型を利用したアイデア商品ですね。
箔押し封筒
大胆に贅沢に箔を施した封筒。
封筒の貼り合わせ部分や蓋によってできる凹凸をもろともせずにピタッと箔が施されています。
ズレもしないし、浮きや剥がれもしていません。
手前は、ロマン主義を代表するイギリスの詩人ジョージ・ゴードン・バイロンの名言が記されています。
”言葉は物質。一滴のインクが
露のごとく、思考の上に落ちて
何千もの、何百万もの人を考えさせる” ……だそうです。
もうひとつは、金のホッチキスで留めたかのような箔押し封筒
不揃いなところがリアルでチャーミング。
ミシン綴じメモ
だまし絵のように立体に見えるメモノート。
どうやって紙を上下左右に均等にずらしているのか……。
ベテランの銀行員にお願いしたのでしょうか。
大量のお札を見事均等に扇状に広げているかのようにするしか思いつかない。
不思議で仕方ありません。
そして、もちろんめくりやすいのです。
それぞれいくらで売っていたのか、合計いくらだったのか全く覚えていません。
あまりの混雑にアドレナリンが出まくって、瞳孔が開きっぱなしだったので(笑)
このあと、製本のワークショップにも参加したりして満喫しました。
あっという間に時間が経ってしまって、気づいたらどこのブースも商品空っぽ。
チャルカさんで東欧のヴィンテージペーパーをいくつか購入させてもらっただけで終わってしまいました。
相方Mの口数もみるみる少なくなってきたのでそろそろ電池切れのご様子、閉館より一足先に退散しました。
次回もあるのかなぁ、とっても楽しみです。