取り扱いを始める前にしたい事がありました。製品というものは、どこかで誰かの手を使って作られています。ベルトコンベアに乗せられて、機械の遊園地を一周すれば箱詰めされて出てくる。それは飲料や食品などによくある巨大な工場の話であって、DRESSENSEが主に扱う文房具などのほとんどはそうではありません。
どんな量産品でも誰かが機械を操り、誰かが貼ったり磨いたり、袋詰めしたりしています。
様々な行程を仕上げていく職人さんや内職さんもそうですが、その製品を作ろうと思った生みの親(達)がいて、育ての親(達)がいます。
DRESSENSEでは、その製品に関わった方々の真剣な眼差しや夢も一緒に販売していきたいと思っています。
とても良い製品を作っているのに、会社の方針や窓口の方が残念な場合がたまにあります。例えば、強いものに弱く、弱いものに強い会社や窓口の方々です。自分たちが売るもの自体には全く興味を持たず、それが産むお金や数字しか見ていない場合、どんなに製品が良くてもそんな方々と私は根本的に考え方が違うので、長くお付き合いしていく事が難しいと思うのです。取り扱いを始めた後にそれに気づくと、とても残念な気持ちになり、すごく悲しくなります。
なので、できる限りお会いしたいと思っています。実際にお会いしてどんな方々が作っているのか、何に誇りを持って、何に問題意識を持っていて、何を目指しているのかを教えてもらいたいです。もちろん製品に関しても、どこに力を入れているのか、だれがどんな風に作っているのかなど教えてもらいたい、知りたいです。
私はおしゃべりなくせに人見知りだし、おしゃべりなくせに聞き出し下手なので、とても勇気がいる事なのですが、実際にお会いした後はいつもとても良い気分になっていて、とても楽しかったな、勉強になったな、と満足しますし、大切に取り扱おう、たくさん販売して貢献しよう!と強く思います。
きっとみなさんもどんな人がどんなところで作っているのかを知れば、もっとその製品への愛情が増すと思います。
なので、はじめます。工場見学、会社訪問!
さっそく先日、第一弾として新しいアイテムの作り手さんのアトリエを訪ねてきました。
そのレポートは後日。