DRESSENSEで取り扱いのあるボトルインクはJ.HERBIN トラディショナルインク。1670年(ルイ14世在位時代・日本では江戸時代初期)にパリで生まれたシーリングワックスとインクの老舗ブランドで、1966年までフランス全土の小学校で指定色として愛用されていたものもあるそうです。
自然の豊かな色をモチーフにした優しく儚げな色は、心を落ち着かせてくれます。

このボトルインク、どうやって使うの?って思っておられる方おられると思います。

ボトルインクの使い方は3通り。

ひとつ目はコンバーターというインクカートリッジで直接ボトルからインクを吸い上げて使います。
万年筆のインクはとても水分量が多いので蒸発しやすく、使い捨てのカートリッジだとたくさん予備を持っておかないと不安です。
ボトルインクとコンバーターでいつでもすぐに補填できるのがヘビーユーザーには便利なのです。

ふたつ目の使い方は、各ブランドが出している純正のインクは色が限られていることが多く、好みのインクを愛用の万年筆で使うことが叶わないこともあります。
そんな時、万年筆と純正のコンバーターを装着すれば、他社のインクでも使えるのです。

3つ目の使い方は、「つけペン」として使うことです。
万年筆は先に書いた通り、カートリッジでインクを挿入することがほとんどですが、たくさんの色を使い分けたい場合などは、中にインクを通さず、ボトルインクに直接ペン先をドボンとつける事である程度の筆記が可能になります。
色を変える時にはしっかり洗浄しないといけないのですが、中に一度通したインクを洗浄するよりも簡単に色が抜けるので、たくさんの色を楽しみたい方にオススメです。
軸にペン先を付けて楽しむカリグラフィーもこの手法でインクを使用します。

さて、万年筆とインクの基礎知識を簡単にお伝えしましたが、ご興味いただけましたでしょうか。

今週末のイベントではDRESSENSEで扱う私が愛してやまない万年筆、Kaweco SPORT シリーズの万年筆とコンバーター、J.HERBIN トラディショナルインクをご紹介します。

万年筆の書き心地を試してもらって、ご自身の手肌の色とペンの色を合わせてもらって、インクの色も試してもらいます。
万年筆とコンバーターをセットでお買い上げいただいた方にはご用意したJ.HERBIN トラディショナルインクからお好きな1色を選んで、実際に吸引してお持ち帰りいただきます。

もちろんkaweco純正の使い捨てのカートリッジインクもございます。

万年筆の洗浄方法やコンバーターの使い方などお気軽にご質問してください。

万年筆って良いですよ。
インク溜まりや滲みから出る雰囲気は、ラフな文字でも味文字になります。
年賀状やお祝いのカード、一言添えたいメッセージやお礼に。
自分の言葉で伝えたい気持ちを表現するには万年筆がベストかと思います。

TENNOZ HARBOR MARKET VOL.17
2019年09月14日(土) 11:00 – 18:00
2019年09月15日(日) 11:00 – 18:00
DRESSENSEブースはB&CHALL、ボードウォーク側入口から入って一番奥の方

CANAL EAST
りんかい線天王洲アイル駅より徒歩約5分
JR品川駅港南口より徒歩約15分
東京モノレール天王洲アイル駅より徒歩約5分
新宿から埼京線(りんかい線直通)で20分、渋谷から15分
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